令和3年第3回みやこ町議会定例会が開催された。議会は新型コロナウイルス対策のもと進められ、谷川町長が行政報告を行った。
開会にあたり、出席した議員の数は13名で、定足数が確認された。議長の田中勝馬氏が議事を進める中、会期については6月2日から6月11日までの10日間とすることが決定した。
田中議長は、議員の辞職許可について報告。閉会中に上田重光議員が辞職願を提出し、5月31日付で辞職が許可された。この報告後、町長による新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況について説明が行われた。井上幸春町長は、ワクチン接種体制の整備状況を詳しく述べた。
町長は、65歳以上の高齢者に対するワクチン接種の進捗を報告し、4月22日には接種券が発送され、初歩的な接種が開始されたとのこと。また、医療従事者へのトライアル接種も行われたとし、接種会場での大きな問題はないと強調した。ワクチン接種の予約方法の多様化についても言及があり、キャンセル対応要員が登録され、ワクチン廃棄を防止できた事例も紹介された。
次に、行政報告では、令和3年度子育て世帯応援臨時給付金についても触れられ、対象者には支援金が支給されることが確認された。さらに、豊津地区小学校の再編に伴い、節丸小学校が今年度末をもって閉校することが報告された。
新型コロナウイルスの影響を受けた祭りや地域交流事業の中止についても説明があり、感染症対策に基づく慎重な判断が求められた。
その後は、議案の上程が続き、みやこ町税条例、国民健康保険税条例、介護保険条例など複数の条例改正に関する議案を町長から提案された。特に新型コロナウイルスの影響を踏まえた議案が多く見られ、参加していた議員からは適切な手続きを求める質疑も上がった。
人事案件として、教育長や教育委員会委員の任命についても説明され、無事に承認を得た。今後の審議においても、議員からの積極的な意見が求められることが予想されている。
また、常任委員会委員及び議会運営委員会委員の選任も行われ、議会の運営体制が一層強化される見込みだ。本定例会は今後、各案件の審議を進めていく予定であり、地域の発展に寄与する場としての役割が期待されている。