令和5年9月、北九州市議会の定例会が開催された。
議会では、令和4年度の決算状況や令和5年度の補正予算が重要な議題となった。市長の武内和久氏は、収支状況についての詳細を述べ、一般会計の歳入は約5994億円、歳出は約5960億円で、実質収支は16億円の黒字であると報告した。
また、特別会計では国民健康保険など21会計が計上され、歳入は3987億円、歳出は3844億円で141億円の黒字となる見通しである。平成4年度の財務状況は、全体として堅調であると市長は強調した。
続いて、物価高騰への対応策として、市は低所得世帯への給付金支給や、公共交通事業者への支援を挙げた。これに対し、市民からは「この取り組みは非常に重要で、早急に実施されることを期待したい」との声があった。
議会では、今後の施策として市内企業への支援策が検討される必要があり、特に中小企業に対しては経営課題にフレキシブルに対応できる支援が求められている。また、地域の観光振興にも注目が集まっており、市内のイベントを通して観光客を増やす努力が必要である。
会期は、9月1日から始まり、10月3日までの33日間と決定された。武内市長は今後の議論と、早期の物価高騰対策を進める意向を示した。