令和5年9月12日の北九州市定例会において、様々な重要なテーマが議論された。
特に、メタバースを活用した事業についての議論が目立った。
公明党の冨士川厚子氏は、メタバースの活用による地域活性化の可能性を指摘した。彼女は、沖縄県や秋田県が取組んでいる事例を紹介し、北九州市も地元企業と連携して取り組むべきだと提案した。市長の武内和久氏は、”メタバースは地域課題を解決する手段の一つになり得る”と認識を示した。
次に、フードロスについての問題提起があった。
冨士川氏は、食品ロスの現状とその対策として、残しま宣言運動やフードドライブなどの取り組みを紹介。食品ロス削減無人販売機の設置を提案し、東京都の事例を挙げて効率的な市場形成を求めた。一方、市の環境局長は、導入に向けた課題として、設置費用や利用料の負担を強調し、民間サービスとの連携を考慮することを示唆した。
また、全国大会等に出場するアスリートやチームの紹介も討議された。冨士川氏は、北九州市はスポーツが盛んな地域であるとし、全国的な活躍をしている選手やチームの紹介が重要であると訴えた。市民文化スポーツ局長は、こうした活動がアスリートや市民のシビックプライドを高める効果があると認識していると答えた。
さらに、本市のキャッチコピーについても議論が交わされた。
冨士川氏は、新しいキャッチコピーを市民と共に創造する重要性を指摘した。市長はその意見に賛同し、地域の特性を表すフレーズ作りを検討する意向を示した。