令和3年3月9日、北九州市議会は第1回定例会を開催した。
この会議では、特に令和3年度一般会計予算に関する議案が焦点となった。この中で、村上さとこ議員は新年度予算について厳しい市の歳入状況について指摘したが、執行部の努力を称賛する意見も見受けられた。
村上議員は、新型コロナウイルス対応に関する予算の明細についても細かく質問し、さらなる透明性の向上を求めた。市長の北橋健治氏は、予算編成における先行きの不透明な状況を認めつつ、柔軟な対応を行っていることを説明した。
また、医療的ケア児に関する議論も交わされた。保護者たちが希望する学校への入所が難しい現状に危機感を示す声があがった。特に、地域の学校で医療的支援が求められる状況を改善するためのコーディネーター事業の開始が期待されている。
さらに、客引き行為に対して、繁華街での迷惑行為を取り締まるための対策として、条例の検討が進められることになった。悪質な客引きの撲滅を目指し、多くの市民の意見が集まることが期待されている。
この他にも、環境問題や公共交通の利用促進についての議論が行われ、北九州地域の持続可能な発展に向けた道筋も話し合われた。特に、北九州モノレールの地域連携やフィーダーバスの導入に関する課題も浮上し、来年度の計画にどのように盛り込まれるのか注目される。