令和3年9月14日、北九州市の定例会にて行われた一般質問では、通学路の安全点検や、認知症支援策についての議論が行われている。
通学路については、昨年度の調査結果を受けて、各小学校で発生した危険箇所への対策効果が伺われた。市では現在、通学路の安全確保を目的とした取組を進めており、完了未定となっている箇所についても引き続き進捗状況の確認が行われている。特に志井小学校では、過去に指定した危険箇所の対策について関係機関と連携しつつ着実に進めていくと強調される。今後、早急な対策が求められている。
認知症に関しては、啓発月間を設け、多くの取り組みを展開している。具体的には、認知機能チェックや見守りシールの配布が考えられており、外出が困難な状況においても、地域の民生委員と連携した対策が重要とされる。また、認知症の兆しを早期に見つけるための簡易テストの導入を含め、積極的な施策実施が期待されている。
さらに、文化芸術支援についても焦点が当てられた。コロナ禍の影響で多くのアーティストが活動に制約を受けており、市民の文化芸術活動支援を強化する必要が高まっている。具体的には、イベント開催に至る経費の助成や、音声・映像設備の貸与など、より多くの事業者が持続可能な活動を行えるように支援することが求められる。特に、アーティストの存在感が薄まりかけている状況への対応が急務だ。
このような背景を受けて、ペットボトルリサイクルや捕獲鳥獣の有効活用も主要テーマの一つとして取り上げられた。ペットボトルリサイクルに関しては、ボトルからボトルへのリサイクルの推進が提案され、地域での生ゴミ事業も展開される見込みが語られた。捕獲されたイノシシの处理に関しても、無駄にしない方法の模索を市の施策として検討していくことが約束された。
最後に、特に強調されたのは、環境問題への取り組みである。市民の関心が高まる中、温暖化対策を含む様々な施策が求められる状況であり、今後の方針次第でより多くの市民が恩恵を受けることができるようにする必要がある。 これら多岐にわたる議題が今後の北九州市の発展に寄与することが期待されている。