令和6年6月10日に行われた北九州市定例会では、2028年世界卓球選手権大会の誘致が重要なテーマとして話し合われた。また、自治会や町内会の運営についても焦点が当てられ、地域コミュニティの活性化が求められている。
特に、卓球大会の誘致については、北九州市出身の早田ひな選手をはじめとする有力選手の存在が後押しとなることが期待されている。市長の武内和久氏は、国際大会の開催による経済効果や都市のプロモーション効果が見込まれると強調した。
市長は、過去の国際大会開催実績を活かして誘致活動を進める方針を示し、そのためには日本卓球協会や県との連携が不可欠であると述べた。具体的には、2024年に開催されるWTTファイナルズに向けた準備が、2028年の世界卓球選手権誘致に向けての重要なステップになるとした。
次に、自治会・町内会の問題については、高齢化と加入率低下が課題となっている。市は、地域コミュニティを支える活動を活性化し、参加しやすい環境づくりを模索していく必要があると指摘されている。さらに、自治会活動を支えるために、地域の若い世代への参加促進策が必要だという意見も出ている。
八幡東区のまちづくりについては、2023年に策定された中央町地区まちづくりプランが進捗報告された。このプランは、地域の活性化に向けた具体的な施策を策定し、地元住民の意見を反映させることが求められている。特に、地区のコミュニティ強化による次の世代につなげるための取組が強調されている。
これらの活動を通じて、北九州市では、地域の発展と住民の生活向上が目指されている。市長の意向の元、地域のつながりを重視し、スポーツ、自治会活動、まちづくりの各分野での活性化が進められていく見込みである。