令和2年9月14日、北九州市の定例会で一般質問が行われ、市民生活や権利保護に関する重要なテーマが議論された。
初めに、児童虐待防止について、北橋健治市長は、本市での相談対応件数が昨年の1.4倍に増加したとし、これは市民の意識向上が影響していると述べた。
一方、児童相談所の業務が民間のNPOに委託された結果、重篤な事案に対する迅速な対応が実現したと市長は評価した。今後は、体罰等に依存しないしつけや教育を広める必要性が強調された。
次に、性暴力を根絶するための取組として、啓発や教育の重要性が訴えられた。市としては性暴力被害者支援センター・ふくおかにおいて、相談業務を24時間365日体制で行っている事を説明した。
特に防犯カメラの重要性が挙げられ、駅周辺への導入を提案する声があった。
また、インフラツーリズムについて、地下雨水貯留管の見学会開催提案がされ、地域住民のインフラへの理解を促すことが期待されている。
小倉北区の三萩野歩道橋については、南側のバリアフリー化が求められ、所有者と国との協議が進められている。さらには、プロスポーツチームへの支援も市の活力を生む重要な施策であり、チームへの応援が強調された。
最後に、コロナ禍における教育現場の状況が議論された。業務補助員の配置についても評価され、更なる支援が望まれた。