令和4年2月に開催された定例市議会では、住民の意見を尊重した議題が中心となり、地域の実情を考慮した内容が議論された。議長の構成のもと、複数の議案が提出され、特に目を引いたのは逆線引きや新型コロナウイルス関連の問題であった。
公共交通の利用促進について、特に急増する高齢者や障害者の生活を支えるための施策が求められている。議員たちからは、市民の利便性向上に向け、交通事業の強化とともに、企業や市民との連携を進める必要性が強調された。
また、AY世代のがん患者に対する支援も焦点が当たった。特に、経済的な負担が大きい現状を受け、具体的な支援策の強化が求められた。藤沢議員は、医療費助成や相談窓口の充実が不可欠であると訴えた。
逆線引き政策については、住民からの反発が根強く、特に小倉南区や徳吉東地区の住民が強く反対していることが伝えられた。市はこの動きに配慮し、資産価値の保護および地域住民への説明責任を果たすことが急務であると認識した。
さらにはプラスチック資源循環法の施行に向けて、各事業者との連携を強化し、再生可能な資源としての取り組みを市民とともに進める方針が示された。その中で、リユースを活用した具体的な取り組みも進行中である。
インターネット上のひぼう中傷や人格侵害の問題も浮上した。議員からは、匿名性が高いインターネットでの加害行為に対し、より厳しい対応を求める声が上がった。市民が安心してインターネットを利用できる環境づくりは、今後の重要な課題である。
市長は、未来を見越した形で、今後も市民とともに、持続可能かつ魅力的な街づくりに注力していく所存を表明した。