令和2年9月15日に行われた定例会では、一般質問が行われ、特に高齢者施設の感染防止対策が重点的に議論された。
中島 隆治市議が、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた高齢者施設の状況を踏まえ、敢えての質問を投げかけた。彼は、市内で発生した14件のクラスターのうち4件が高齢者施設に関連していることを指摘し、さらに感染防止対策について具体的な強化策を求めた。特に、早期発見とICT技術の活用が重要であるとの見解を示した。
市長の北橋 健治氏は、8月末時点のクラスター発生に対する懸念を共有し、感染拡大防止に向けた取り組みを強調した。また、機関や団体からのアドバイスを取り入れる形で、施設内での感染防止研修の実施や応援体制の構築を進めていると報告した。特に、高齢者というリスク層に対して万全の体制を整える必要性に言及した。
次に中島市議は、スーパーシティ構想における国の動向についても質問した。この動向は、社会のデジタル化が一層求められている中で進行している。市長は、それに対して市としての具体的な取組みを進めながら、地域の特徴を生かした提案を行うことを明言した。
また、強度行動障害についても言及され、学生たちが様々な背景を抱える中で、一人一人のニーズに合った支援が必要であるとの認識が示された。市としては今後の支援体制をさらに充実させる方針を示した。
さらに、河川の氾濫に関連する対策についても話題にのぼり、気候変動を前提にした治水事業の重要性が強調された。市長は、地元住民との連携を強化し、広域的な視点での対策の必要性を訴えた。
今回の定例会では、様々な問題が相次いで取り上げられ、特に感染症対策や地域の未来づくりにおいて効率的かつ持続可能な施策の必要性がシェアされ、次のステップへと進むべき課題が浮き彫りになった。