令和4年9月15日の定例会において、北九州市では重要な議題が議論された。
議事は議席の変更から始まり、41名の議員席が変更され、全員一致で承認された。
その後、一般質問に移り、最初の質問者である「高橋 都議員」は、学校給食の質と安全性の向上について提起した。
特に、学校給食に使用するパンの材料に関して、輸入小麦からの国産小麦や米粉の使用促進を訴えた。「国産小麦や米粉を使用することで子どもたちの安全を守る」と強調し、他県の成功事例を紹介した。さらに、給食費の無償化についての質問も行い、他の自治体の取り組みを参考に本市でも進めるべきだと述べた。
次に、市長「北橋 健治氏」からの回答では、現状の調達体制を説明し、徐々に国産食材の使用を増やしているとした。給食の質維持のためには一定の値上げもやむを得ないが、食材調達の安全性と持続可能性への配慮を強調した。
さらに、高橋議員は、門司港地域の複合公共施設整備事業に関する疑問も投げかけた。「地域の防災の観点から、この計画は不適切ではないか」と指摘した。市長は市民との意見交換を大切にしていると答弁し、「必要な防災対策を講じながら進めている」と述べた。これに対し、高橋議員は地域住民の安全を第一に考えるべきだと再度強調した。
続いて、農業支援に関する質問が行われた。「藤沢 加代議員」は、物価高騰に直面する農家に対する支援策を求めた。市長は、国や県の支援策を迅速に農家に届ける方針を表明した。
その後、電動キックボードに関する道路交通ルールについての質問も行われ、担当局長は、交通安全講習会を開くことなどの取り組みを説明し、事故防止のための更なる周知を行うと述べた。
最後に、高齢者の見守り体制についても議論され、地域での協力を促進するための検討をする意向が示された。全体的に、各議員が地域や市民生活に対する関心を持ち、積極的に意見を交わす姿勢が見受けられた。市は引き続き、地域支援を強化し、様々な課題に対応していく方針を示した。