令和元年12月4日、東温市議会は第4回定例会を開催し、数件の重要な議題が上がりました。
特に議員たちは、水道施設の停電対策についての質問が多く寄せられました。細川秀明議員は、風水害による停電のリスクを指摘し、その影響が特に水道インフラに深刻であると述べました。細川議員は、南吉井浄水場における停電への備えが不十分であるとし、見直しを求めました。これに対し、上下水道課の大森忠昭課長は、現状の対策として、自家発電設備が未整備であることを認め、短期的には可搬型自家発電設備の導入を考慮していると述べました。
次に、河川敷公園の管理問題も大きな議題となりました。細川議員が、訪問者の中で危険な行動をとる者が存在すると指摘し、管理体制の強化が必要と訴えました。黒川博幸都市整備課長は、管理責任は愛媛県にあるが、衛生面では市がフォローアップしていることを説明しました。
舟券売り場建設問題については、森眞一議員が反対署名が1万2,000筆に達したことを強調し、庁舎としての市長の明確な反対姿勢を求めました。市長の加藤章氏は、議会での審議結果を踏まえた判断を強調しつつも、市民の意見を重視する旨の見解を示しました。
さらに、介護保険について議論がなされ、特別養護老人ホームの待機者数が108人であり、今後の施設建設計画について慎重な検討が必要であるとされました。介護課の大西聖子課長は、人口動態や資金面を考慮しながら進めると述べました。
この日の議論は、地域社会の問題解決に向けた具体的な施策が求められる大変意義のあるものでした。これらの問題解決に向けて、今後も議会の進展が期待されます。