令和6年第2回定例会が4日に開催され、議題として一般質問が取り上げられた。
議員たちは、能登半島地震を含めた最近の災害を教訓に、幅広い防災施策を提案した。特に、自らの命を守る自助の重要性が強調された。正岡満議員は、市道下三谷楠木線の交通状況の分析を求め、その結果によってさらなる対策を講じる必要があると訴えた。
災害時の避難行動要支援者に向けて、日野猛仁議員は個別避難計画の策定の進捗を質問した。市側は、この計画策定には地域や福祉関係者との連携が重要であるとしつつ、来年度も継続して進めていく意向を示した。
また、金澤功議員は、重機等の救援がスムーズに行われる方法や、バスを利用した避難経路の確保についての考えを問いかけた。この中で、高齢者や障がい者への対策が求められており、特に液状化の想定被害に対策を講じる必要性が指摘された。
さらに、門田裕一議員は、ネイルケアを含むがん患者へのアピアランスケアの促進を求める声が上がった。医療用ウィッグや胸部補整具の補助制度についても明確な支援が必要であるとされ、今回の能登半島地震では避難所でのトイレ問題が重点課題として浮上した。
最後に、自治体としては、住民参加型の公共施設の改修など、地域に根ざした防災対策を強化すべきとの意見が相次いだ。特に、高齢者や障がい者に配慮した施策が強く求められている。