令和6年6月19日、水曜日に行われた令和6年第3回東温市議会定例会では、議事日程がしっかりと進行された。出席議員15名のもとで、まずは議会録署名議員が指名された。
その後、一般質問が開始された。渡部繁夫議員は人口減少と少子高齢化に関する問題を提起した。特に、愛媛県内の744自治体において消滅の可能性があるとする分析結果を基に、本市の農業、空き家、保育所の各対策について詳細に質問。
総務部長大石秀輝氏は、農業対策について具体的な施策を示し、新規就農者の育成支援を更に強化する方針を述べた。また、この問題に対する助成金や機械購入にかかる支援策を紹介し、農業者の生計向上を目指していく姿勢を強調した。特に新規就農者の育成や定着に向けた具体的な施策について言及し、農業振興の重要性を強調した。
次に、空き家問題についての質問が持ち出された。渡部繁夫議員は、県内の全体的な状況を踏まえ、現在の空き家数やその原因、また市の取り組みについて確認を求めた。地域活力創出課の桑原和宏課長は、空き家バンク制度とその運用の現状を語り、今後も地域への移住を促進するために活用を推進する方針を述べた。
また、保育所・幼稚園についての質問もされています。市長の加藤章氏は、厳しい少子化の波の中でも地域における子育て支援を欠かさずに進める考えを示し、住民や教育関係者と共に取り組みを進めていく姿勢を見せた。
このように、様々な課題について市政が取り組む中、未来の市民が安心して住み続けられる環境を整えていく努力を見せ、活発な議論が展開されていることが窺える。特に人口減少に対する切実な声や、その背後にある様々な施策の重要性が強調されたことは、今後の市政運営においても大きな影響を与えることが期待される。