令和3年9月3日、東温市議会の定例会が開催され、議会が開会された。
議事では、議会の会期を9月24日までの22日間と決定した。
本会議では、令和3年度一般会計補正予算が提案され、提案の背景について市長の加藤章氏が述べた。
加藤市長は、昨今の豪雨による災害や新型コロナウイルス感染拡大への対応が必要であると強調し、特にウイルス感染症に関しては、デルタ株が拡大している現状に触れた。
市内のワクチン接種状況についても触れ、接種者数が2万1607人に達し、70%を超える割合で1回目の接種が完了していると報告した。
また、今後は12歳から15歳のワクチン接種が開始予定であり、十分な体制を組む必要があると述べている。
議案のなかには、東温市押印手続きの見直しに関する条例の改正も含まれており、この改正は国の方針に従ったものであると述べたのは総務部長の渡部祐二氏だ。
新型コロナウイルス拡大防止のため、手続きのデジタル化が進められている状況について、議会の各議員も賛同を示した。
さらに、子ども基本条例の制定が議論され、教育委員会の池田隆太事務局長は、市が責任をもって子どもたちの権利を守る体制を整えていく旨を説明した。
この条例は、子どもたちが自らの権利について認識し未来の社会を生きる力を育むための枠組みを提供するものである。
最終的に、令和2年度の歳入歳出決算についての認定が行われ、監査委員の竹村俊一氏は、計数の正確性と予算執行について適正であるとの見解を示した。
これにより一般会計と各特別会計の決算が認定されたことが伝えられた。