令和2年第2回東温市議会定例会が3月18日に開催された。
多くの議案が提出され、賛成多数で可決された。特に令和2年度一般会計予算は、153億円である。年額約61,000円に上がる予定の後期高齢者医療保険料は注目される内容となった。
加藤章市長は、今回の会議を通じて、感染症対策に全力を挙げる重要性を現出。また、一般会計における審査を活発化させたことを強調した。
議案第3号では、令和元年度一般会計の補正予算は、文化芸術振興費補助金が315万円減額され、事業運営に影響が出る可能性があると説明される。その後、歳出の増加にも触れられ、特に高齢化が進む貧困層への支援が今後の課題となることが示唆された。
特に注目されたのは議案第8号、令和2年度一般会計予算の採決。議員からの質疑において、固定資産税交付金の減少要因が、国有資産の管理に起因したものであると説明された。この影響で国の補填が滞る可能性も議論された。
さらに、地域交通の維持に向けた生活交通バスの運行助成金に関する財源問題と市の運営への影響も議題に。議会は、地域の公共交通網を維持する方向性を確認した。
最後に、政府の緊急提言内容を踏まえ、連携を強化する方針を全議員一致で確認。また議案第1号、国会における憲法論議の活性化に対する意見書が採択され、議会の姿勢を示す格好となった。