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東温市議会、補正予算や教育環境を巡る議論が白熱

東温市議会は令和2年度補正予算を可決し、少人数学級の実現を巡る請願などを審議。市長は今後の施策への意欲を示した。
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令和2年12月23日、東温市議会の定例会が行われ、複数の議案と請願が審議された。

特に重要な争点として、令和2年度一般会計補正予算(第8号)が挙げられる。予算審査において、北吉井小学校の増改築案に対する質疑が集中し、一部議員から「現計画の妥当性に問題がある」との意見が多数表明された。松末博年予算審査委員長は「教室増改築は児童増加に対応するため急務だが、日照や安全面が十分考慮されていない」という懸念を示し、附帯決議を求めた。

また、請願第1号では「少人数学級を前進させる意見書の採択を求める」内容が提起され、最終的に趣旨採択が決定された。この請願に対しては、多様な意見が交わされ、渡部勇次議員が「子どもにとって良い教育環境を考慮すべきだ」と強調した。一方で、森眞一議員は「教育は財政との兼ね合いが重要」と反論し、全体として議論が続いた。

加齢性難聴者への補聴器購入に関する請願についても激しい議論が交わされた。多くの議員がこの問題の重要性を認識しているものの、採択には至らず不採択となった。その中で、議会外からの支援の増加を期待する声も上がった。

最後に、加藤章市長は新型コロナウイルス感染症対策や地域経済の活性化について触れ、適切な対応を進めるとしました。市長は「今後も市民の安全を確保しつつ、地域の経済活動も促進していく」と述べ、議会を閉会しました。

議会開催日
議会名令和2年12月第8回東温市議会定例会
議事録
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