令和4年第5回東温市議会定例会が9月9日に開催された。議事は会議録署名議員の指名から始まり、一般質問、報告、議案、認定が続く形で行われた。
一般質問では、細川秀明議員が地域防災の課題について言及した。彼は地域防災マップの作成や自主防災組織の低下を懸念し、特に高齢者や障がい者への支援の重要性を強調した。市の危機管理課長である山本健吾氏は、自主防災組織の活動を活性化する努力を続けていると述べた。当市においては、自主防災組織が35組あり、高齢化が進んでいることが課題であることを確認した。
また、最近のマイ・タイムラインの作成を通じた地域防災の重要性も語られ、個々の行動計画を作成することが重要であるとした。さらに、教育委員会が行っている防災教育の取り組みや、子供たちへの教育によって地域全体の防災意識の向上を図る必要性も提案された。市議会として、特に教育の重要性が訴えられた。
続いて、財務課長の渡部真也氏は令和4年度一般会計補正予算について説明を行った。予算の中では、ワクチン接種事務手数料や集団接種に関する詳細が述べられた。ここで、ワクチン接種率を上げるため個別接種との併用は行わないと明言された。これは、行政の負担を軽減し、スムーズな接種を実施する意向を示すものであった。
最後に、観月祭の廃止に伴う寂しさや再興への期待が議員の口から出され、過去の成功したイベントの意義も振り返られた。再び市民が一丸となるイベントの必要性が強調され、今後の地域活性化に向けた取り組みが求められた。