令和元年12月6日、東温市議会は令和元年第4回定例会を開催した。
この会議では、主に補正予算の審議が行われ、特に一般会計や特別会計の見直しが焦点となった。議案第52号では「令和元年度東温市一般会計補正予算(第3号)」が提案され、予算編成に関する質疑が行われた。丸山稔議員は土木費に関わる質問を行い、今後のスマートインターチェンジ事業に関して事業の進捗や用地測量について懸念を示した。その際、梅崎博之建設課長は、事業が地域の防災・経済活性化に寄与することを強調し、令和5年度末の供用を目指していると述べた。
また、教育費に関する質問も浮上し、聖火リレーの関連予算に関してその内訳が示された。近藤照雄生涯学習課長は、聖火リレーが市民にとって特別な機会であると語り、参加の促進を図る考えを示した。参加者への告知や案内についても、引き続き整備していくことを約束した。
さらには、豪雨対策や高齢化社会への対応を含む様々な施策が課題として取り上げられ、具体的な対策や財源の確保についても議論が行われた。特に、公共下水道事業等の地方公営企業法の適用に関する条例の制定が採択され、より効率的な運営が求められていることが伝えられた。今後は、行政の透明性を高め、住民の参画を促すための意見聴取や説明会の実施が必要とされる。
最後に、各種請願についても討議され、日米FTA交渉の中止を求める声や場外舟券発売場設置反対の請願が承認された。議会は住民の意見を反映し、政策決定を進めていく意向を示した。
令和2年度に向けて、多くの課題が山積している中、議会は今後も精力的に活動を展開し、地域の発展に寄与するための道筋を模索していく。