令和元年第4回東温市議会定例会が、11月29日に開会した。
加藤章市長は、開会に際し、台風19号による被害に対し、全被災者の復旧を願うと述べた。今回の会期は、11月29日から12月18日までの20日間と決定された。
議案として提案されたのは、平成30年度の決算認定が6件、特殊会計での決算認定が1件、計7件である。決算審査特別委員会の委員長報告では、一般会計の歳入の調査において、滞納者が976件、未回収金額は約1449万円であることが報告された。また、ふるさと納税の寄付金収入は、471件で合計1,233万円に上り、支出は約754万円であり、差引で約479万円の利益となった。
質疑では、歳出に関する人事評価システムの導入についても触れられ、システムが円滑に運用されている旨が説明された。続いて、各特別会計の決算認定についても質疑を受け、特に、介護保険に関する質疑が多く見られた。介護保険を利用している方の自己負担割合も明確にされ、2割負担が96人、3割負担が39人との報告がなされた。
採決結果は、認定第1号から認定第7号まで、すべて賛成多数で認定された。
その後、専決処分の報告として、職員が運転する公用車が事故を起こしたことについて、和解金が支払われた旨が報告された。続いて議案が提出され、補正予算案は6件と条例改正案が計6件、契約に関する案件が一件提案された。
市議会では、議員報酬についても改正が提案され、期末手当が引き上げられる見込みである。大きな変更点として、令和2年度からの施行が予定されている条例改正も多数含まれている点が特徴的だ。