令和5年9月21日、東温市議会は第3回定例会を開催し、重要議案が次々と可決された。
中でも、令和5年度東温市一般会計補正予算(第3号)は、予算審査委員会で全員賛成で承認され、関連する議案も次々に可決された。予算審査委員長の永井大介氏は、これまでの審査経過を報告し、歳入や歳出の内容について質疑が行われ、無事全会一致で承認された。
また、議案第54号と第55号に関しても、ひとり親家庭医療費助成条例や重度心身障害者医療費助成条例の改正が全員の賛成で通過したことにより、これらの支援が強化されることが期待されている。
さらに、教育委員会の委員任命に関する議案や人権擁護委員候補者の推薦も提出され、市長の加藤章氏は教育委員会委員に石丸知美氏を推薦し、議会の同意を求めた。加藤市長は、石丸氏の地域貢献や温厚な人柄について強調した。
特に議員定数の問題は注目され、特別委員会が中間報告を行った。中間報告では議員の定数を現状維持するか、減少させるかについて市民アンケートの結果も踏まえ、活発な議論が交わされた。今回、議員定数を1人減の15人とする発議が採決され、賛成多数で可決された。これは、無投票選挙の問題や市民の声を反映した結果となる。
また、発議第3号により、委員会の定数も改正され、より効率的な運営が期待されるところである。議会は今後も引き続き市民との対話を重視していく姿勢を示した。
このように、今議会では市民福祉の向上や議会運営の透明性が強化される施策が数多く可決され、今後の東温市の発展に寄与することが期待されている。議会の閉会に加藤市長は、議員への感謝の意を表し、引き続きの協力を呼び掛けた。