令和5年9月12日、松山市議会で行われた第3回定例会において、18件の議案が一括で上程され、主に令和4年度の決算認定や令和5年度の一般会計補正予算に関する議論が展開された。
特に注目すべきは、令和4年度の松山市一般会計決算の認定である。市長である野志克仁氏は、収支の透明性を強調しつつ、「市民の皆様の信頼に応えるため、厳格な管理体制を維持している」と述べた。
また、補正予算に関しては、令和5年度一般会計補正予算(第4号および第5号)の承認が求められており、経済の再生や市民生活の支援を目的としている。この中には、地元企業への支援策や公共サービス向上のための各種施策が含まれていることも示唆された。
質疑では、議員たちが具体的な案件について質問を行い、特に災害対策の強化や環境政策に関する意見が多く挙がった。例えば、松本久美子議員は、「災害時の避難所運営に関する現状と今後の対策について具体的に示すべき」と求めた。
また、土井田学議員は、環境問題への対応について、「温暖化対策のために、より攻めの政策が必要だ」と述べ、具体的な施策の推進を訴えた。
このように、議会では地域の課題解決に向けた積極的な議論が展開され、今後の松山市の施策に期待が寄せられる。
最後に、会議の閉会にあたり、渡部克彦議長は市民への感謝の意を伝え、議会活動のさらなる充実を約束した。松山市議会は市民の声をしっかりと反映し、健全な行政運営を行っていく気概を表明した。