令和3年12月7日に開催された松山市議会では、各種議案に関する審議が行われた。
まず一般会計の補正予算において、令和3年度松山市一般会計補正予算(第14号)の審議が上程された。
議案に関する質疑に登壇した渡部克彦議員は、松山市駅前広場の整備事業について触れ、本事業のコンセプトや市長の思いを尋ねた。これに対し、白石浩人都市整備部長は、「コンパクトシティのシンボル広場として公共交通の乗り継ぎの利便性を向上させ、中心市街地の活性化に繋げる」と強調した。
次に、地域公共交通網の形成計画の進捗について議論された。再度、渡部議員が地域の交通空白地解消策と高齢者支援の具体策を尋ねると、白石部長は、「地域主催のコミュニティ交通を進め、地域の方々のご意見を伺いながら運用法を検討する」と述べた。
続いて、アボカド生産支援について質疑があり、高木伸治農林水産担当部長は、アボカド農家の増加、また生産量向上に向けた取り組みを報告。アボカドブランド化に向けた進捗状況についても説明した。
また、成年式代替行事の詳細も明らかにされ、井出教育委員会事務局長が年末開催日時や行事内容を説明した。子どもたちの未来を担う新成人への熱心な期待が寄せられている。
最後に、岡雄也議員からは、松山市立中央図書館の現状と県市連携の展望について質問され、白石部長が図書館運営の現状と連携の方向性について述べた。
松山市議会では、今後の地域振興とも繋がる対策が求められている。特に、開設時間において、保護者のニーズに合った柔軟な保育システムの整備も焦点となりそうだ。