令和元年6月27日に松山市議会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
まず、会議録署名議員の指名が行われ、議長が菅議員と土井田議員を選出した。
次に、承認2号から3号、及び議案62号から78号の20件が一括で議題にされ、山瀬忠吉文教消防委員長が報告した。特に議案62号では、令和元年度松山市一般会計補正予算が審議され、歳出における消防活動の女性活躍推進や埋蔵文化財の教育普及について質疑が行われた。
女性消防吏員の活躍推進については、消防大学校への参加や浴室、仮眠室の整備の取り組みが報告された。また、埋蔵文化財センターの活性化策として、入館者数の増加や出前講座の実施が強調された。
さらに、議案第62号に関連し、学校給食業務の民間委託の話題も挙がり、理事者は委託の経費削減効果について約150万円の見込みを示した。保護者への説明会において、給食が食べられる機会が増えるとの意見を袋叩きされ、理解を得たと答弁されている。
また、討論において、議員からは消費税増税の影響などについての懸念が示された。一部の議員は、議案第62号に対して反対の意見を表明したが、他の議員は原案を可決とする意見を強調した。その後、各議案は原案可決することに決定された。
さらに、請願第7号と第8号も一括して審議され、特に請願第8号では、沖縄県との対話の重要性が議論されながらも不採択とされる結果となった。
最後に、議会運営委員の補充選任なども行われ、松山市議会は様々な課題に取り組みながら、円滑な運営を目指している姿勢がうかがえた。このように、本議会は市民生活に直結する多くの議案や請願について質疑や討論を通じて真剣に取り組む様子が見受けられ、市民の声を反映させる重要な場であることを再確認した。