令和3年6月11日、松山市で令和3年第3回定例市議会が開会され、重要案件について審議が始まった。
市長の野志克仁氏は、今議会で審議される補正予算が新型コロナウイルス感染症への対応を含む重要な案件であると強調した。
特に、教育環境の充実や都市基盤・交通基盤整備、農業振興を盛り込んだ施策について話した。
新型コロナウイルス対応に関して、松山市では医療従事者などへの感謝の意を表明しながら、引き続き消毒や換気の徹底を呼び掛けている。
この他、65歳以上の高齢者へのワクチン接種の状況にも触れ、約15万人が対象であり、予約の多くが完了していると述べた。
さらに、松山市では新たに中小企業等応援金を創設し、国の支援金基準を下回った事業者の支援も行うとした。
応援金の申請期間は8月31日までで、オンライン申請も受け付けている。
一般会計補正予算案は58項目で構成され、6億4820万円の予算が新型コロナウイルス対策にアサインされている。また、教育環境づくりのための看護師配置や不登校対策工事も行われる。
松原副市長が愛媛県後期高齢者医療広域連合議員に指名されたほか、永年勤続議員の表彰が行われた。
会期は7月1日までの21日間と決定され、次回は議案研究のため6月12日からの5日間は休会となる。
常に市民の健康と地域社会の発展を目指す姿勢が示され、市議会は新たな議題に取り組むこととなった。