令和5年3月3日の松山市議会では多様な議題が取り上げられたが、中でも少子化対策や消防力強化、動物愛護の取り組みが特に注目された。
特に少子化対策に関しては、過去数年にわたり、いかに地域が若年層や子育て世代を呼び込むかが課題とされている。松山市では、合計特殊出生率が厳しい状況であることに対し、出会いや結婚、出産、育児を総合的に支援する体制を整えている。「結婚のお祝い金」や「出産一時金」の拡充が期待され、今後、婚活イベント等の開催を強化したいと市長は述べた。
また、消防力の強化に関しては、松山圏域消防指令センターの共同運用が令和6年4月から始まる予定である。災害発生時に迅速かつ効果的に対応するための基盤として期待されており、特に救急業務における迅速な対応が見込まれている。
動物愛護については、新たな動物愛護管理施設の整備が進行中であり、0950万円の予算を充当して不妊・去勢手術への補助も拡充される。市民からの寄附が大いに集まる中で、動物愛護の意識も高まってきている。
これら一連の取り組みを通じて、子育て環境や動物愛護の強化、消防力の増強に努める。松山市は市民一人一人の安全と安定した暮らしの実現を目指し、様々な施策に取り組む姿勢を強調している。市民との共生を図りながら、引き続き継続した施策や取り組みを推進していく意向だ。