松山市議会の一般質問が行われ、多くの議題が議論された。
特に注目されたのが高齢者の移動手段支援や公共交通政策の充実である。議員は、公共交通を利用しやすくするための施策を求め、シルバーパス制度の導入を提案した。「東京都のシルバーパスは高齢者にとって有効な交通手段であり、導入することで高齢者が安心して社会参加できる環境を整えることができる」と述べた。
さらに、公共交通機関の利用促進には、地域と事業者が連携し、市民が利用しやすい交通網を構築することが重要と議員は強調した。また、公共交通を利用することによる健康促進効果や、地域経済の活性化への寄与も指摘された。
併せて、交通事業者が採算性を重視する中で、利用者増に向けた提案が必要であり、行政が率先して施策を打ち出すべきとの意見もある。
一方、高齢者の身だしなみモデルについても議論がされ、「勤務中の服装に指定があることは、非効率的で現代に即していない」との意見も出た。市長は、今後の職員提案を受けた見直しに前向きな姿勢を示した。
防犯灯設置補助事業に関しては、LED化を進める必要性が挙がり、今後すべての防犯灯をLED化する際の予算措置についても検討が求められた。