令和4年6月2日、松山市において市議会臨時会が招集され、重要な人事案件が審議された。
この臨時会では、議長及び副議長の選挙が行われ、渡部克彦議員が新議長に選任された。議長に選ばれた渡部議員は、次のように述べた。「皆様方の温かい御推挙によりまして第101代の松山市議会議長に就任いたしました。スムーズな議会運営を進めたい」と強調した。
副議長には角田議員が選任され、彼もまた、議会の発展、そして市民生活の安定に向けて全力で取り組む決意を表明した。また、常任委員の選任や議会運営委員の選任も行われ、新たな委員が責任ある役割を果たすことが期待されている。
この会議では、愛媛県後期高齢者医療広域連合議員の選挙も行われ、新たに議員が選任された。松山市長の野志克仁氏は、コロナ禍における市民福祉の増進の重要性を強調し、今後も困難を乗り越え、市民の健康と安全を守るために努力する意向を示した。特に、「オール松山体制でこの困難を乗り越えていきたい」とし、市民とともに前向きな努力をしていく姿勢を表明した。
さらに、市税賦課徴収条例の一部改正と年度補正予算の専決処分の承認についても議論された。これにより、所得が低い子育て世帯に対して、子ども一人当たり5万円の特別給付金を支給する計画が提示され、議員たちはその必要性を認識した。特に新型コロナウイルスの影響が長期化する中での支援の必要性が叫ばれている。様々な専決処分の承認が求められる中、議員たちはこれらの提案について慎重な審議を行った。
このように、松山市議会の臨時会では、新たなリーダーシップの下で今後の市政運営が期待される。市民が幸せを実感できる街づくりが重要視され、議会と執行機関が連携していく姿勢が強調された。