令和5年12月1日、松山市議会は第4回定例会を開催し、様々な議案を審議した。主な議案は、令和5年度の一般会計補正予算や競輪事業特別会計補正予算など、全42件で、審議の結果、上程された議案は一括で質疑が行われた。
この中で特に注目を集めたのは、上田貞人議員による環境モデル都市との関連についての質問だ。高い環境意識の中でのごみ減量やリサイクルの取り組みが評価される中、松山市は循環型社会の構築を目指し、市民や企業と連携した活動に注力している。
市長の野志克仁氏は、今年度の「生ごみ3きり運動」や「3010運動」に力を入れているとし、特に食べきりや無駄なく使うことの重要性を強調した。市では啓発活動を行い、環境意識の引き上げに努めている。この取り組みは、食品ロス削減を目指すもので、地域の協力を得ながら進めている。
また、上田議員は安全確保の観点から、ごみ収集作業員の労働環境の改善が急務であると指摘し、議論を呼んだ。環境部長の中島郁は、作業員の安全確保について、いくつかの施策を進めていると述べ、地域ルールの徹底の大切さに言及した。今後も安全な作業環境の確保と市民の協力が必要であると強調した。
続いて、松山市の健康づくりに関する施策も評価され、特に高齢者に向けた健康増進活動が際立った。市では、様々な健康づくりの事業を展開し、高齢者の生活の質を向上させることを目的として、定期的な運動教室や健康相談を行い、健康意識の啓発を進めている。
今後、市長や関係者が地域の健康づくりのための活動を更に促進することで、より良い暮らしを実現できるとの見解が市議会で示された。