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松山市議会が令和5年度一般会計補正予算を可決

松山市議会は、令和5年度一般会計補正予算を可決。物価高騰対策や学校給食費増額が含まれ、市民福祉が重視される。
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令和5年の松山市議会第2回定例会が、6月29日に開かれました。

本会議では、重要な議案として松山市一般会計補正予算(第3号)が審議されました。今回の補正予算は、前年同期との比較で4.26%の増となり、計33億3,254万6,000円が計上されています。市長の野志克仁氏は、「物価高騰対策や、農業振興策として、充実した内容となっている」と強調しました。

委員会報告でも賛同が多く、補正予算は全会一致で可決されました。特に、学校給食費を盛り込んだ議案への関心が高まっており、教育環境の向上が期待されています。委員からは、給食の質に関する懸念が示され、何よりも質と栄養バランスを守る食材の使用が求められました。議案第54号の文教消防委員長・山本智紀氏は、「経費の増加は、昨年度の食材価格上昇が原因であり、学校給食の質を向上させるために必要な措置だと考えている」と発言されました。

一方で、議案第59号の松山市印鑑の登録及び証明に関する条例は、コンビニ交付導入に対する懸念もあります。市民福祉委員長の向田将央氏は、「窓口交付との間で手数料の取り決めが無いことや、利用状況が少ない点を心配しています」と発表しました。しかし、理事者は「便利さの向上に寄与したい」と強調し、議案は可決されました。

また、議案第61号の松山市墓地等の経営の許可等に関する条例も討論に上り、コミュニティでの意見を重視するように求める声が上がりました。統合的な環境政策と行政との連携を促進するため、議員たちからは距離規制の明確化を求める意見が多く出ました。議会は冒頭に申し立てた事項を受け入れ、修正案は否決されるも条例は原案のまま可決されました。

最後に、会議では副議長の選挙や監査委員の選任なども行われ、新たに吉冨健一議員が副議長に選出されました。議会を代表して新たな役割を担う吉冨議員は、「全集中して市政発展を担っていきます」と意気込みを語りました。

議会は今後、提出された議案を忠実に実行し、松山市民の期待に応える姿勢を保つことが求められます。

議会開催日
議会名令和5年第2回松山市議会
議事録
タイトルの評価議会の注目議案や重要な決定事項を的確に反映しているため、内容との整合性は保たれていると判断される。
説明文の評価議会の結果や重要決定を簡潔に伝えており、主要なポイントを押さえた内容になっている。
本文の評価議会での重要な議案や討論内容を中心に構成されており、実態との乖離が見受けられない。

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