令和4年11月2日に行われた松山市の都市整備分科会で、主査及び副主査の互選が行われた。この日は、全7名の委員が出席し、各議案の審査に関する協議が進められる。
まず、臨時主査を務めた池本俊英氏が、主査と副主査の候補として岡雄也氏と矢野尚良氏を提案した。異議がなかったため、岡氏が主査、矢野氏が副主査にそれぞれ選任された。これにより、今後の議案審査が円滑に進む体制が整った。
会議は続いて、令和3年度松山市一般・特別会計決算の認定についての審査に移る。岡雄也主査は、決算審査が行われていることを強調し、次に一般会計歳出の交通安全対策などの事業について資料をもとに説明した。大塚啓史委員が交通安全教育事業について質問を提起すると、都市・交通計画課の大政貴史課長は、事故減少の傾向を示しながら、事業の内容を説明した。特に、幼児への教育が重点的に実施されており、全54校の中から45校が対象となっている。
その他にも、様々な議案が議論され、多岐にわたる計画や施策の審査が行われた。住宅課の中川裕之課長は、空き家対策の進捗を報告し、倒壊の危険性が高い空き家が2700棟から1800棟に減少したことを伝えた。市営住宅の建替事業についても、スムーズな進捗が確認されており、今後も進行状況を見守っていく姿勢を示した。
さらに、公共インフラとしての道路管理や公園緑地管理についても議論され、各課長が具体的な内容や効率化への取り組みを発表した。特に、松山市内341か所の都市公園については、地主や企業との連携を図りながら今後も魅力向上に努める意向が示されている。
最終的に、全ての議案が了承され、次回の決算特別委員会に向けて主査への報告が一任される形で閉会した。今後も都市整備における施策の順調な進行が期待される。