令和5年12月5日に開催された八千代市議会定例会では、令和6年度の予算編成に関する重要な議題が取り上げられた。
先ず、澤田新一議員が令和6年度の予算編成方針について質疑した。市長服部友則氏は、「防災・減災対策や子育て支援策を市民の安心・安全への対応として、予算に盛り込むことが重要」と述べた。この方針は、国の動向にも留意しながら検討されることが強調された。
また、国民健康保険料の引き下げについても議論が交わされた。林雅也財務部長は、「国民健康保険の制度上、低所得者と高齢者が多くを占めており、一般会計からの繰入れに関しては、千葉県の方針に基づき難しい」との見解を示したが、今後の様子見と住民生活への配慮が求められる。
今後、市民生活に対する支援策に関する要望が急増している中、委員会においては生活が厳しい現状を考慮し、生活環境を整える必要性も訴えられている。また、市民相談機関との連携強化や、子育て施策の充実を図るべきとの意見も出た。
防災に関する議論も行われ、災害時の避難準備に関する周知の重要性が強調された。特に、地域における自宅避難と避難所の条件を明確にし、家族構成に応じた防災計画が必要であるとの見解が一致した。さらに、ペットの避難についても声が上がった。今後、八千代市ではペットを連れて避難できる方法の具体化を進めていく考えが示された。
最後に、長期欠席者に関しては、給食費についても改めて取り計らう必要があるとの意見が出て、支援体制が一層求められていることが伺えた。