令和4年6月8日、八千代市議会第2回定例会が開催され、重要な議案が上程された。
市長の服部友則氏は、追加提案された議案を説明し、「市民の健康寿命を延ばす施策を進めていくため、歯と口腔の健康維持を目的とした条例の改正を計画している」と強調した。
また、議案第13号及び第14号では、「八千代市児童発達支援センター・すてっぷ21大和田複合施設建設」に関する契約締結が提案され、地域の子どもたちへの支援体制を強化する動きが注目された。
この議会では、緑川利行議員がバリアフリーのまちづくりについて質問した。議員は、特に公共交通機関の安全性向上や道路環境整備の重要性を訴え、「市内の東洋バスのノンステップ化率は65%に達しているが、京成バスも含め、更なる進展が求められる」と述べた。
鈴木智久都市整備部長は、駅前ロータリーや公共施設でのバリアフリー対応状況に言及し、「安全な移動ができる環境を整えるために全力を尽くす」と述べ、今後の整備計画を説明した。
さらに、飯川英樹議員が東葉高速鉄道の高過ぎる運賃問題に言及し、市民の声を代弁した。「多くの市民が運賃が高いと感じており、その是正に向けた具体的な対策を求めている」と強調した。市は、運賃引き下げに向けて、東葉高速鉄道株式会社に対する意見発信を続ける方針を示した。
また、米本団地や高津団地の地域問題についても議論が交わされた。高津団地では、バス運行など買い物利便性を確保する動きが進行中であり、米本団地においても教育環境の改善を求める声が高まる中、適切な子供たちへの教育支援が強く求められた。
市は引き続き、地域住民の意見を反映した施策を推進することを約束した。さらに、結婚新生活支援などの施策を通じて、少子高齢化対策を講じていくことも強調された。
本議会では、地域が抱える多様な問題に対して、柔軟で迅速な対応が一層求められることが再確認された。市民の安心・安全な生活環境の維持と整備に向けて、八千代市のさらなる成長が期待される。