令和元年六月の八千代市議会定例会では、複数の重要なテーマが議論された。議題の中心には、地域の公共交通機関である東葉高速鉄道の運賃問題があった。市民クラブの嵐芳隆議員は、現在の運賃の高さが市の発展を阻害している可能性を指摘し、市長の公約である東京メトロとの合併や、運賃値下げの実現に向けた取り組みの進捗状況を尋ねた。これに対し、服部友則市長は、経営統合に向けた協議が進められていることを述べ、今後の改善に向けた努力を示唆した。
次に、駐車場についての議論も活発であった。特に、中央図書館隣接の駐車場では、無料化が実現したことが評価された。しかし、駐車場の利用状況についても引き続き監視が必要であることが強調された。駐車場利用者の増加が期待される中、特に無料時間の延長を望む声が多かった。
また、投票所配置についても議論が行われた。投票率の向上を目指し、八千代市では投票所の適切な配置と、期日前投票の利用促進策が求められている。議員たちは、投票所への距離や利便性に関する基準の見直しを要望した。一方で、選挙管理委員会は投票所の効果的な配置に向けて努力する意向を示した。
子ども医療費助成についても話題に上った。医療費助成の拡大に関して、特に若年層向けの法的整備が進められていることが述べられた。議員からは、18歳までの助成拡大が求められたが、関係機関との調整が不可欠であることが強調された。