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八千代市議会、一般会計補正予算案を可決

令和2年八千代市議会第2回定例会で一般会計補正予算案を可決。未婚ひとり親への税制改正も議論に。
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令和2年6月16日、八千代市議会の第2回定例会が開催された。

会議の冒頭、議長の木下映実氏が全国市議会議長会において、議員在職25年の江野澤隆之議員と林利彦議員が自治功労者として表彰された旨を報告し、表彰状及び記念品の伝達が行われた。

続いて、諸般の報告では、福祉常任委員長や議会運営委員長から陳情審査結果報告書が提出された。これらの手続きが終わった後、議会は総括審議に移行した。議案件は議案第2号から第28号までで、特に八千代市税条例等の一部を改正する条例においては、未婚のひとり親に対する税制上の措置を見直す点が挙げられた。

嵐芳隆総務常任委員長は、総務常任委員会での審査結果を説明した。本案件においては、約200世帯が税制上の措置の対象となるとの見解が示された。

次に話題に上がったのは、八千代市一般会計補正予算だった。この補正予算では、マイナポイント事業費補助金の追加が含まれ、歳入が約1,392万9,000円、歳出でも同額の増が予定されていることが委員会から報告された。また、災害対策のための備品購入における増額も取り上げられ、マスク6万枚、非接触赤外線体温計45個が指定されている。

加えて、議案第4号の八千代市市営住宅等管理条例の一部改正についても審議が行われた。これは、市営住宅の一部が廃止されるために規定を改正するもので、過去50年以上の歴史を持つ花輪団地が対象とされる。市営住宅廃止後の跡地利用についても質疑が交わされた。

一方、教育関係では、伊原忠議員から阿蘇中学校の施設一体型義務教育学校に関する改修費用について、地域住民から不満の声があると指摘され、教育委員会の方針に対して強い批判の声が上がった。特に、地域との説明が不足しているとの訴えがあった。

この日の議会では、総括審議だけでなく、発議案の審議も重要な位置を占めた。発議案第11号から第17号までが議題に挙がり、いくつかの意見書は賛成少数で否決された。特に、ひとり親家庭支援給付金対象世帯拡大を求める意見書は、賛成の立場から発言した飯川英樹議員が国の対応を例に挙げて市も同様の対応を求めると訴えたが、こちらも否決となった。

最後に、発議案や訴えの提起等についての質疑が行われ、これら全ての案件が採決に至り、定例会は予定通りのスケジュールで終了した。議長の木下映実氏が閉会を宣言し、会議は無事に終了した。

議会開催日
議会名令和2年6月八千代市議会第2回定例会
議事録
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