令和元年9月26日、八千代市議会は第3回定例会を開催し、複数の議案が協議されました。
総括審議では、委員会に付託された議案の審査結果が報告されました。特に、嵐芳隆総務常任委員長は、八千代市印鑑条例の改正について説明しました。内容は、旧氏の記載を可能にするなど、住民基本台帳法に準拠しています。議案は賛成者全員により可決されました。
また、令和元年度八千代市一般会計補正予算についても詳述されました。この補正には、幼児教育・保育の無償化に関連する支出が含まれており、幼児教育の経費が約2億円増額されました。福祉常任委員長の末永隆氏はこの予算が低所得者層や子育て世代の負担軽減につながると述べました。補正予算は賛成者多数で可決されました。
さらに、会計年度任用職員に関する条例の制定についても議論が行われました。この条例は、非常勤職員の任用形態を一元化するもので、賛成全員で可決されました。教育長の小林伸夫氏は、制度改正の背景や目的を強調しました。
各議案の审議の中で、保育の無償化に関する質疑が多く寄せられました。特に、無償化の財源が消費税増税に依存している点が問題視され、今後の財政運営に影響する可能性が指摘されました。議員の飯川英樹氏や植田進議員が反対の立場を示し、無償化の際には他の選択肢を検討する必要があると強調しました。
最後に、議案23号、八千代市職員定数条例の一部改正についても議論が行われ、全員賛成で可決されました。