令和2年第1回八千代市議会定例会が開かれ、様々な重要議題が扱われた。議会では、新型コロナウイルスによる影響を受けて、万全な体制を整える必要性が強調された。市長の服部友則氏は、議会の開始時に、開会日の資料に不備があったことをお詫びした。特に一般質問の中では、市民クラブの林隆文議員が新型コロナウイルスについての環境整備を求めた。
新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される中、林議員はこの感染症への対策を尋ね、吉田俊一教育長からは「新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき動いている」との言葉があった。さらには、自治体が積極的に相談窓口の役割を担っていくことが重要であることが示された。
予算執行状況についても問われ、出竹孝之財務部長が「令和元年度の予算は624億7,190万円、執行率は77.5%」であると発表した。これに対し、林議員は「予算の透明性と市民が納得できる説明」が必要だと述べた。
また、令和2年度の予算計画では、582億5,000万円の規模であり、歳出では義務的経費が増加する一方、新たな事業を通じた経済と生活環境の整備が求められている。市長は「特に公共施設の老朽化対策や待機児童対策が優先事項であり、市民の安全を守るためにもこれらの施策を進める必要がある」と強調した。
さらに、小中一貫校設立に関する動きもあった。市教委は、地域からの要望を受けて、施設を統合し新たな体験機会を提供する考えを示したが、地域の反応は賛否が分かれる様相であり、市長は慎重に対応を進める旨を強調した。