令和2年9月28日、八千代市議会第3回定例会が開催された。
議会では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた予算案や施策が多数審議された。特に、総括審議においては、各々の委員長から審査報告が行われ、議案第1号から第15号までのうち、特に新型コロナウイルス対策の縦横無尽な議論が交わされた。
嵐芳隆総務常任委員長は、新型コロナウイルスの影響により、本市特別職の職員の給与、旅費及び費用弁償に関する条例を改正する議案第1号について説明。特に、会議に代わっての書面による審査を認める改正を強調し、賛成を募った。その結果、採決の結果、原案通り可決された。
議案第2号に関しては、新型コロナウイルス感染症に対応する職員に対し、実施された防疫作業手当についても議論が行われた。消防職員による救急搬送の手当が主な対象となり、実際の事例を挙げつつ、手当の意義についても質疑が行われた。
また、八千代市の新型コロナウイルス感染症対策として策定された追加予算が議案第10号として出され、特に避難所の衛生環境向上を目的とした備品購入費が大きく増額されたことが報告された。九月の補正予算での新型コロナウイルス関連の経費は明らかに増加の傾向を見せている。
最後に、末永隆福祉常任委員長は、ひとり親家庭等医療費等の助成に関する権利を見直す議案第5号を説明した。特に、医療費の自己負担額の軽減が強調され、不認可の世帯への柔軟な支援策の必要性が求められた。議案最終的にはすべて賛成多数で可決された。
今回の定例会では、新型コロナウイルスがもたらした影響や、それに伴う市民生活支援、それを盛り込んだ施策の重要性が再度確認され、議会全体が一致団結した姿勢が見受けられた。