八千代市議会第1回定例会が開会された。令和4年度の予算案について、服部友則市長は8300億円の規模を見込むと説明した。この予算案は、前年からの11.7%の増加を示している。
市長は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民の生活を守ることを最優先に考えると述べる。感染症対策には、予算の調整を含めて取り組んでいる。特に、生活支援や医療体制の強化が重要だ。
新型コロナウイルス感染症の急増についても言及し、1月には過去最高の感染者数も記録したと報告。市は、感染拡大防止のための施策を講じると同時に、ワクチン接種を進める方針である。担当医療機関と連携し、接種体制の強化に努めていく。
議案第10号の先議では、令和3年度の一般会計補正予算に関する質疑も行われ、保育士や幼稚園教諭の処遇改善についても話題に。議員からは、処遇改善に対する評価とともに国からの予算配分に不安を表明する意見もあった。
また、議会運営委員会の委員定数変更についても確認され、会派構成の変化に伴って、6人に変更される。議会の効率的な運営は今後の課題となる。
服部市長は、今後も引き続き、コロナ対策を中心に、持続可能な社会の実現に向けての計画を強調する。市の発展と住民の安全を両立させるため、細やかな施策を展開していく考えを示した。新型コロナ対策だけでなく、脱炭素社会の実現や防災対策の強化も進めていくことが求められる。