令和元年6月13日、八千代市議会の定例会が開催され、多くの重要な議題が討論された。
この日の議題は、地域の安全性向上に向けた危険なブロック塀の問題が中心であった。菅野文男議員は、公共施設に存在する危険なブロック塀の現状を疑問視し、特に小中学校の安全性に焦点を当てた。教育長の小林伸夫氏は、調査を行った結果、市立小中学校において危険なブロック塀は9校であり、すでに撤去または改修が完了したと説明した。
次に、財務部長の出竹孝之氏が公共施設以外の民間の危険ブロック塀に関する対応も説明した。市は115カ所の危険ブロック塀を確認し、所有者への改善要請を行っている。撤去費用への補助制度も新設され、広く市民に周知が図られている。
さらに、働き方改革についての議論が続いた。議員らは、正職員と非正規職員の待遇改善を求め、総務部長の田口定夫氏は、具体的な施策や国の方針を説明した。特に、残業時間の上限規制や有給休暇の取得促進が強調された。
また、空き家や空き地問題の解決が求められた。菅野文男議員は、国が認定する空き地活用事業の成功例にも言及しつつ、本市の空き家対策における現状と改善策を尋ねた。城市整備部長の田中剛氏は、関係団体との連携強化や情報共有の重要性を強調した。
さらに、八千代市の100万本のバラ植栽事業についても意見が交わされた。元市長の思いが込められたこのプロジェクトは、今後も市民と連携し、再興が目指される予定である。
最後に、第2斎場建設事業についても触れられた。健康福祉部長の青井憲治氏は、建設が順調であり、10月の開所に向けて準備が進められていると報告した。市民にとって再び利用される日が待たれている。
以上のように、令和元年6月の定例会では、地域の安全や将来に向けた働き方改革、公共施設の整備及び重要な市政課題が幅広く議論され、市民に対して前向きな施策が進められる方針が示された。各議員は、市民の声を反映した政策形成に向けた努力を継続することを誓った。