令和4年3月、八千代市において定例会が開かれ、議員たちは新型コロナウイルス感染症の影響や市の予算など多岐にわたる質問を展開した。特に、議員らは感染症への対応や教育現場の状況について強い関心を寄せた。
会議初めに、大塩議員が新型コロナウイルスに関する一般質問を行った。彼は、現在の入院者数や自宅療養者数を問い、健康福祉部長の糟谷龍郎氏は、最新の感染状況を報告した。本市では、令和4年2月17日時点で新規感染者は198人、累計感染者数は8280人に達し、特に自宅療養者が2273人と急増している状況にある。
続いて、大塩議員は市内病院の対応についても質問した。糟谷福祉部長は、医療機関において新型コロナウイルスのワクチン接種や診療を行っていると述べた。さらに、まん延防止等重点措置の下、保育園、小中学校の状況にも言及。需要に応じた休業措置が導入されていることを確認した。
次に、令和4年度の予算についての質疑が始まり、出竹孝之財務部長が予算案に関する詳しい説明を行った。一般会計規模は652億6000万円、特別会計は329億2926万円に達し、特に公共施設整備や新型コロナウイルス対策が予算に多く組み込まれている。
さらに公約に関連する質問もなされた。市長の服部友則氏は、運賃引下げを含む東葉高速鉄道の課題について説明し、その実現に向けた協力を示す意向を述べた。
最後に、八千代市庁舎及び旧八千代台東第二小学校跡地の利活用に関する議論もなされ、地域住民とのコミュニケーションの重要性や新庁舎の方向性などが確認された。議会では市民の健康や安全を追求するため、幅広い視点からの意見が交わされ、今後の施策で市民の期待に応える必要性が強調された。