八千代市議会は、令和5年1月17日に臨時会を開催した。
今回の臨時会では、令和4年度の一般会計補正予算や専決処分の承認などが議題となった。市長の服部友則氏が市民と議員に感謝の意を示し、今後の市政運営への協力を求めた。
議題の中で特に注目されたのは、一般会計補正予算(第12号)である。この予算案はタブレット端末の導入経費に関連しており、納品が困難との理由で繰越明許費の設定を提案した。また、専決処分の承認が2件続けて提案された。こちらは水道料金軽減支援事業に関する重要な施策であった。水道料金の基本料金が、令和4年10月から令和5年1月まで免除されることに加えて、令和5年2月と3月の検針分2か月分も追加で免除されることとなる。
市長は、「新型コロナウイルスの影響の中でも市民が安心して生活できる環境の整備に引き続き努力する」との旨を述べている。今後の継続的な支援が示唆される中、質疑応答でも今後の計画について質問が挙がった。これに対して市の担当者は、国の施策との連携を考慮しながら、必要な方針を検討していくと回答した。
また、固定資産評価審査委員会のメンバー選任も議題に上がった。現委員の三橋正道氏を引き続き選任することを提案し、その実績や経験が評価されていることが強調された。議会にとって、熟知した委員の存在は大変に重要である。
臨時会は、議会運営委員会の委員定数の変更や、印旛利根川水防事務組合議会議員の選挙など、議会の運営にかかわる重要な決定も行い、全体として円滑に進行した。最後に、林隆文議長は議案全てを可決し、協力的な議論を通じて市政の透明性と効率性が保たれるよう期待を寄せた。