習志野市では、令和2年3月の定例会において、様々な重要な議題が議論された。特に注目されたのは、実籾5丁目での崖崩れ問題であり、市民からの不安を受け、市長は積極的な対応を約束した。市長の宮本 泰介氏は、現場視察後、所有者による適切な管理を期待しつつも、市としての関与も検討する姿勢を見せた。市中の他の急傾斜地においても、同様の不安が存在するため、引き続きの監視が求められる。
また、台風による農作物被害についても議論が交わされ、市長は国の収入保険制度を活用することで農業経営者を支援する考えを示した。しかしながら、一部市民からは市独自の支援策を求める声も上がっており、今後の政策に対する期待が高まっている。
新型コロナウイルスに関しては、健康福祉部による市民への迅速な情報提供と啓発活動が強調された。不安定な状況の中、厳重な感染症対策が求められており、市内施設への定期的な見回りや、マスク着用の徹底などに取り組んでいる。特に、保育施設においては、感染予防策が講じられ、家庭と施設での体調管理が重要視されている。
さらには、陸上自衛隊習志野演習場における訓練の安全性が議論され、場外降着事故の再発防止策を求める声もあった。市は、説明責任を果たしつつ市民の不安を解消するための対応を約束。オスプレイの配備に関しても、市民生活への影響を鑑み、情報発信と調整を強化する姿勢を見せた。
最後に、老人福祉センターの入浴施設についての改善が求められた。特に、お湯の供給に関して根本的な改善策が必要であり、計画的な応急処置を行うことが決定事項となった。全市民が快く利用できるための環境整備が急務となっている。