令和4年3月23日、習志野市議会は第1回定例会を開催し、各議案の提案と審議が行われた。また、市長から行われた挨拶では、春の到来を告げ、市民や職員への感謝の意が表明された。
本議会では、令和4年度の一般会計予算を含む19件の議案が審議された。その中でも特に重要視されたのが、国民健康保険特別会計予算である。この予算案につき、被保険者の負担を軽減するための議論も活発に行われ、均等割の減額を求める声が上がった。
西方市議は「子育て世帯の保険料負担を軽減すべきだ」と強調し、子どもの均等割の対象年齢拡大を議論した。国における新型コロナウイルス感染症の影響も踏まえ、より広範な支援策が求められる。
また、議案第5号として提出された介護保険特別会計予算についても重要な議題となった。特別養護老人ホームの入所希望者数が依然として多く、整備が急務だとの意見も寄せられた。更なる施設整備や支援策が強く求められている。
加えて、発議案が2件提出された。一つは北朝鮮のミサイル問題に関するもので、「北朝鮮の金正恩氏による度重なる弾道ミサイル発射に抗議する決議」が賛成多数で可決された。議員からは国際的基準に則った抗議が重要だとの意見もあった。
もう一つは、オミクロン株感染拡大防止のため千葉県に一般検査事業の継続を求める意見書で、賛成多数で可決された。市民からの多くの不安の声に対し、対策を講じていく必要があるとの意見が強調された。特に、感染防止に向けた事業の継続と拡充は重要な課題として位置付けられている。
議会は閉会するにあたり、改めて市民の声に耳を傾け、適切な施策を実施することを誓った。今後の議会運営においても、このような市民からの意見や陳情を重視することが重要である。