令和3年9月24日に開催された習志野市議会第3回定例会では、市民生活に関わるさまざまな議題が取り上げられた。特に注目されたのは、ごみ収集の有料化に関する市長の見解、市長によるプラッツ習志野の改善策、及び職員の時間外労働に関する問題であった。
まず宮内一夫議員は、家庭ごみの処理費用を市民に求めるごみ収集の有料化について質問を行った。市長の宮本泰介氏は、現在行っているごみの収集は税収を基にしているが、排出者負担の制度導入については検討中で、環境審議会において審議されていることを明らかにした。市民からは、排出量に応じた負担の公平化や意識改革が求められており、導入に向けた準備が進められている。
次に、公園や街路樹の剪定についても取り上げられた。宮内議員は、剪定の適切な時期の重要性を指摘し、市長は住民の要望に応えた剪定作業の方針を説明した。また、プラッツ習志野については、教育長が利用者からの要望を受けた改善策を確実に進めることを強調。利用者のアンケート結果では、利用しやすさが向上していることが判明した。
さらに、職員の時間外労働に関して、職員健康問題としての課題が議論された。市長は、時間外勤務は避けられないが、職員の健康管理を重要視し、経営的な観点からの業務の効率化を進めていくと述べた。また、職員数の制限と新型コロナウイルス関連業務の影響が職場環境に及ぼす影響についても懸念が示された。
今回の議会では新型コロナウイルス感染症への対策も話題となった。特に壮大な救急出場状況に関しても、消防長が詳細に述べ、必要な初期対応と救急体制の強化についての取り組みを説明した。そして、クラウドファンディングの活用を通じて、地域イベントの資金調達方法にも移行する方向性が示された。
最後に、パワーハラスメントとの闘いとして、過去数年間の相談事例と企業局の対応体制が議論された。この間の各種施策が、パワーハラスメント防止に従事する職員の意識を高める機会に繋がるだろうと期待されている。
このように、市民の生活の質を向上させるために、議会は多角的な視点から問題を掘り下げ、具体的な解決策を議論している。今後の進展が期待されるところである。