習志野市が令和4年12月に開催した定例会において、清水晴一議員はさまざまな重要なテーマについて一般質問を行った。議題の中で特に注目を集めたのは、グリーンインフラの導入に関連した市の立地適正化計画や、ウォーターフロントの活性化の提案、JR津田沼駅南口再開発の進捗、防災関連の取り組み、放課後児童会の充実、そして小中学校におけるいじめ問題だった。
清水議員はまず、グリーンインフラに関する取り組みを強調し、特に自然災害から市民の命を守るために必要な施策を立ち上げるべきだと述べた。市長の宮本泰介氏は、グリーンインフラの導入に向けた立地適正化計画策定に「取り組んでいる」と回答した。また、緑の基本計画の策定にも言及し、計画は進行中であるとした。
そして、ウォーターフロント活性化の進捗状況についても質問があり、清水議員は海釣り施設の設置提案や、新清掃工場の近隣にカフェを設置する計画を確認した。さらに、自宅周辺の海岸を利用するためのインフラ整備の重要性を訴えた。
JR津田沼駅南口の再開発についても言及され、市長は開発の進捗状況を報告。具体的には、21年度から改良工事に着手し、約5年の工期を見込んで進められるとのことで、文化ホールの再建設も視野に入っているという。これは地域活性化に向けた大きなプロジェクトになると見込まれている。
また、防災関連についても答弁があり、避難所の多様化や地域防災活動の促進について、次のステップが求められているとした。特に、清水議員は新型コロナウイルス感染症を念頭に置き、避難所運営における配慮が強く求められると述べた。
放課後児童会については、放課後の保育の充実や支援員の処遇改善が議題となり、藤崎ちさこ議員が重点的に質問。市長や教育長は、定期的な研修を通じて支援員のスキル向上を図ると共に、適切な処遇の維持に努めることを約束した。
更に、小中学校のいじめ問題は、昨今の社会問題として深刻化しているため、議会でも注視されている。教育長は、学校内での早期対応体制強化の必要性を強調し、いじめの認知数が増加している現状を受けて、早急な対応が求められる旨を述べた。
このように、各議員の質問を通じて、習志野市の重要な課題や施策が浮き彫りになった。特に、市の防災や教育に関する貢献は、地域の生活環境向上に貢献するものであると再認識される会議となった。今後も各担当部署がそれぞれの取り組みを進めていくことが期待される。