令和5年9月の定例会が習志野市議会で開催された。
本会議には30名の議員が出席。この会議では、今期定例会の会期が本日から29日間に決定されることが報告された。
また、議長の佐々木秀一氏は会議録署名議員として相原和幸議員と飯生喜正議員を指名し、これに対し異議なく承認された。
第3号議案から第67号議案まで、計38件の議案が提案され、宮本泰介市長がこれらの提案理由を説明した。特に重要な内容として、議案第30号では令和5年度一般会計補正予算が示された。
この補正予算では、歳入歳出それぞれ1億2390万8000円を追加し、総額を727億9252万4000円とすることが提案された。歳入には、国庫支出金や県支出金が含まれ、幼稚園型認定こども園の整備に関連するものとされている。
歳出には、広域的観点からの民生費や土木費における整備計画が盛り込まれ、地域社会の充実を図る内容が盛り込まれている。市長は、各議案の説明に際し、今後のビジョンを重視する考えを強調した。
加えて、議案第31号では習志野高校応援基金の設立が提案され、教育への支援を促進する意向が示された。新たな条例の制定により、地域内の学校の持続可能な運営の促進が期待されている。さらに、公共下水道事業に関する条例の改正も実施され、下水道整備の拡大が見込まれる。
本議会ではまた、習志野文化ホールの設置及び管理に関する条例の廃止が提案され、老朽化している文化ホールの建て替えに向けた具体的動きが進められることが決定された。また、農業委員会委員の任命に関する議案も提出され、地域農業の活性化に向けた取り組みも強調された。
定例会は、9月8日から次回の会議が開かれることが確認され、議案の審議が続けられる見込みである。