令和3年習志野市議会第1回定例会が3月24日に行われた。議題には、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進、ワクチン接種体制、及び地域ブランディングについての議論が含まれた。
初めに、木村孝議員が習志野市のDX推進に関して発言した。DXは情報技術を活用した市民サービス向上が目的であると説明し、課題として組織体制の整備、デジタル人材の育成が必要だと述べた。「デジタル技術を駆使し、市民に寄り添った行政サービスを提供することが求められます」と強調した。
次に、リモートワークの推進について触れ、先行実施をしている職員の体験は「静かな環境で集中でき、作業時間が短縮された」と好評だった。しかし、コミュニケーションが減少する懸念も示された。
続いて、習志野市のブランディングについて、市長は「習志野ブランドの確立が重要であり、魅力を外部に発信する施策を強化している」と述べ、具体的な施策例として「レッツゴー習志野」PR動画が紹介された。この動画は100万回再生を超え、地域イメージ向上に寄与したと報告された。
文化ホールの再建設については、3月16日に予算が議決され、第三者による意見聴取が行われる予定であることを確認。市長は「文化ホールは市民の誇り高い場であり、再建に向けた取り組みが必要」と述べた。
最後に、ワクチン接種について、菅原健康福祉部長がワクチンの供給状況と接種計画を詳細に説明したが、計画は変動する可能性があるため、柔軟な対応が求められている。特に、ワクチン接種が始まるとともに、市民への正確な情報提供が必要であることが指摘された。