令和元年6月17日に開催された習志野市議会では、さまざまな問題が議論され、市長の在り方に対する厳しい目が向けられた。特に、立崎誠一議員は市長の政治姿勢について問題提起し、以前の選挙疑惑などについて厳しく追及した。
市長の給与や市有地売却に対する疑問が提起された。立崎議員は、過去に幼稚園跡地の売却で不適切な手続きが行われたのではないかと主張。税金の無駄遣いや利益誘導の懸念を表明した。市長は、自身が行った選定プロセスについて、透明性を持たせたと説明したが、議員からの批判は収まらなかった。
清掃問題でも議論が盛り上がった。立崎議員は、資源回収協同組合に関する市の方針について疑念を持っており、市長との関係について詳細な説明を求めた。市長は、癒着の事実について反論したものの、疑惑の払拭には至らなかった。
また、地震被害者への支援も焦点となった。立崎議員は、市が地震災害に関して十分な支援を行っていないとし、早急な救済策を講じることを訴えた。市長は一定の対策を講じているとの見解を示すが、具体的な成果を求められた。
さらに、教育環境の整備問題が挙げられた。谷津小学校と谷津南小学校の生徒数が急増しており、適切な教育環境が整備されていないと指摘された。市長も教育環境の改善に努める必要があると認識しているようだが、解決には時間がかかるとの意見も出た。
最後に、京成大久保駅前の再開発計画についての質疑も行われ、将来の成長に向けた具体的なビジョンを市長は求められた。市民の意見をしっかり聞き入れ、透明性を持った市政を実現することが求められるようになってきている。