令和2年12月18日、習志野市議会は第4回定例会を開催し、数多くの重要なテーマが話し合われた。
特に、マンション管理適正化法の改正についての議論が目を引く。佐野正人議員は、全国的なマンションの老朽化が進み、管理組合による適正な維持管理が求められていると指摘した。市長の宮本泰介氏は、地方自治体の関与を強化し、マンション管理適正化推進計画の策定に着手する意向を示した。改正後は、地方自治体がマンション管理計画を認定できるようになるため、習志野市においても、老朽化マンションの対策が重要な課題とされている。
また、公園の整備・維持管理についての議論も行われた。佐野議員は、パークPFI制度の導入を促進し、民間施設のノウハウを活用した公園整備が重要であると訴えた。市長は、現在のところ習志野市にはパークPFIを導入している公園はないものの、 パークPFIの導入を視野に入れた調査を進めていると述べた。
動物との共生をテーマとした質問もあり、佐野議員は、市内での動物愛護に関する取組を問うた。市長は、動物愛護法に基づく施策の方向性を示し、飼い主や動物を対象とした地域協力を強化する意欲を示した。
さらに、受動喫煙防止条例についての議論も加わり、喫煙者に対する教育と見回りの強化策が求められている。市では、条例施行後、指導件数が減少したものの、喫煙者を把握するための新たな対策が必要とされている。
このように、議会運営委員会では、市民の安全や安心を第一に考え、市の取り組みが加速することの重要性が確認された。行政の対応が市民生活に密接に結びついているため、今後の制度強化と実施が期待される。