令和4年6月13日、習志野市議会が第2回定例会を開催し、さまざまなテーマが議論された。
議題の中では、特にフリーWi-Fiの設置と市のホームページの現状に関する質問が目立った。
宮城壮一議員は、自身の質問で、市の公共施設にフリーWi-Fiが設置されたことを取り上げ、特に市庁舎での利用可能なエリアについて言及した。市長の宮本泰介氏は、市庁舎に加え、プラッツ習志野においてもフリーWi-Fiを提供開始したことを説明した。これに対し、宮城議員は、周知が不十分であると主張した。具体的には、Wi-Fiの利用状況を収集し、さらに他のフロアへの拡張を検討する必要性を指摘した。
次に、ウクライナから逃れてきた避難者への対応についても取り上げられた。市長は、避難者支援のため、相談窓口を設置したことや、住居や生活支援金などの具体的な支援策を説明した。特に、管理費用や教育支援の充実が重要であるとの意見も出た。
さらに、荒原ちえみ議員の質問に対して、教育長の小熊隆氏は、本市における隠れ教育費の現状を説明した。これは、学校からは見えにくい私費負担が多く、特に家庭が負担する衣服や旅行費などが問題視される部分である。具体的には、問題意識を持ち、保護者との協議を進めるべきだとの姿勢が示された。特に、制服、修学旅行費やオンライン通信費に関する負担軽減策が必要であるとし、今後も課題解決に向ける取り組みが約束された。
その後、ジェンダー平等の進展に向けた市の取り組み、特にパートナーシップ制度やファミリーシップ制度についても意見が交わされた。習志野市は、多様な家族の支援に向けた取り組みを強調し、社会の理解を促すための啓発活動の必要性が強調された。
最後に、新型コロナウイルスの感染対応について、現状の感染者数や対応について議論された。感染者数は減少してはいるものの、引き続き健康と安全を維持するための対策が求められている。特に自宅療養者の支援策が充実し、更なる取り組みの強化が期待されている。